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「第47回足立の花火」中止の詳細および翌日開催や延期ができない理由について

  • 2025年7月18日

「第47回足立の花火」中止の詳細について

令和7年5月31日(土)に開催を予定しておりました「第47回足立の花火」は、強風により、花火の残滓(燃えかす)が民家へ落下する可能性が高いため中止いたしました。

楽しみにしてくださっていた皆様には、誠に申し訳ございませんでした。

中止の詳細につきまして、以下のとおり、ご説明させていただきます。

今後とも、「足立の花火」開催へのご理解とご協力をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

1 北風の強さの確認について

当日の17時に、上空の風の状態を確認するため、18時20分に予定していた合図玉(本番前に打ち上げる花火玉で、音と煙のみ発生する)を、前倒して打ち上げました。

(1)立ち会った関係者

 ア 花火打上事業者

 イ 火薬担当(東京都、警視庁、東京消防庁)

(2)結果

有料席の頭上付近で、合図玉が開きました。地上の風速(実測3.6メートル)に比べ、上空では強い風が吹いていることが確認できました。

2 開催可否の判断について

主催者である足立区および足立区観光交流協会にて、中止を決定しました。

※ 風の予報について

打上開始時間には弱まるという予報ではありませんでした。

3 中止理由について

(1)大量の花火の残滓(燃えかす等)が200メートル以上流され、民家に落下する可能性が高い。

(2)万が一、不発玉が発生した場合、観客の中に落下してしまう可能性が高い。

4 次回に向けての対策について

「足立の花火」の風による中止基準を、以下の点を考慮し、策定してまいります。

(1)打上現場である荒川河川敷の特徴(地上と上空の風速の差等)や、打上現場と民家が非常に近いという状況を考慮したものとする。

(2)風のテストのための合図玉の打上時間についても、盛り込むこととする。

※合図玉の打ち上げを、より早い時間から行うことで、中止の判断を早められる可能性がある。

(3)風速計を、河川敷(地上)だけでなく、より上空に近い土手の上にも設置し、判断の参考にする。

(4)専門家や関係者の意見を伺い、年内を目途に策定する。

「足立の花火」の翌日開催や延期ができない理由について

「足立の花火」が2年連続中止となり、翌日に順延しての開催、秋に延期しての開催等のご要望をいただいております。

誠に残念ながら、以下の理由により、順延や延期しての開催は困難である現状をご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

1 翌日の開催について

前⽇と同様の警備体制の確保が困難であり、追加の費用も発生するため。

※ 平成28年(2016年)の「第38回足立の花火」以来、順延日を設けておりません。

2 後日の開催について

花火打上や会場設営、警備員の手配等、改めて多額の費用が発生すること、また、来場者の皆様の安全確保や当日の交通規制の実施等のため。さらに警察等関係機関と半年以上かけて、計画・準備を進めなければならないため。

「第47回足立の花火」の開催日程について

 令和6年7月20日(土)に実施予定だった「第46回 足立の花火」は、突然の雷雨の接近により開始25分前に中止しました。また、猛暑による熱中症で、不調を訴える来場者が増加し、警備員が救急搬送される事態もありました。
 これまで「足立の花火」は、例年7月下旬に開催してきましたが、熱中症等の健康上のリスクや天候(風雨、雷、台風、気温など)による中止リスクがあることから、夏の開催を継続するかどうかを含め開催時期の検討を進めてきました。
 検討の結果、熱中症・中止リスクが最も低い5月末に開催日程を変更することにいたしました。

1 変更理由

(1)近年の気候変動を踏まえ、観覧者や運営スタッフの猛暑による熱中症等の健康上のリスクを避けるため

(2)ゲリラ豪雨や雷、台風による中止のリスクが低いため

2 検討の詳細

(1)以下の6つの日程を候補としました。

 ア 令和7年 5月下旬

 イ 令和7年 6月上旬

 ウ 令和7年 7月下旬

 エ 令和7年10月中旬

 オ 令和7年10月下旬

 カ 令和7年11月上旬

(2)検討の結果、熱中症リスク、中止リスク、および北風のリスクの全てが低いことから、5月末の開催と決定しました。

「足立の花火」開催日程検討内容詳細はこちら