ご当地鍋と看板料理 冬に温もる名物鍋

  • 2026年2月3日

寒くなると無性に食べたくなる鍋は冬のごちそう。一人でもグループでも楽しめて、体の芯から温まる鍋のおいしいお店をご紹介します。

【この記事で紹介する店舗】

市場食堂 さかなや(いちばしょくどう さかなや)

北千住駅から10分ほど歩いた住宅地にありながら、予約必須の繁盛店。訪れる人のお目当ては数知れず、昼夜ともに魚づくしで「さかなや」の名に偽りなし。「毎朝、足立市場に足を運び、プロの目利きで仕入れるスタイルは2009年の開店当時から変わりません」と話すのは、女将の中島郭子さん。お品書きに目をやれば、「活」の文字があふれ、料理への期待が高まります。

秋冬の時期に、ぜひ食べたいのがアンコウ鍋。“捨てるところがない”と言われるアンコウを言葉の通り余すことなく堪能できます。「扱うのは北海道の余市で水揚げされたアンコウ。脂がのっていて、なにより脂の質がいい」と郭子さん。きめ細かでクリーミーな肝は格別で、これだけでもお酒がすすみそうです。

鍋と一緒に味わいたい日本酒は生酒が中心で、お酒好きの心をくすぐるセレクト。鮮魚同様、お酒も常にフレッシュな状態で提供したいと、スタッフが都度おすすめを紹介してくれます。お店を訪れて日本酒に目覚める人も多いようです。

【アンコウ鍋(1人前) 2,500円】
カツオと昆布の合わせダシを使い、醤油ベースで仕上げるアンコウ鍋。注文は2人前から(写真は4人前)。提供するのは10月から3月まで。

レアな銘柄や季節のものなど、常時25種ほどの生酒を用意。フレッシュローテーションが身上で、ランチ時もおすすめの冷酒や利き酒などがお得に楽しめます。
板場の前にはカウンター3席。大将の包丁さばきを間近で見られる特等席です。

【外観・内観】

【店舗情報】

■市場食堂 さかなや
電話:03-3881-4286
営業時間:11:30〜13:30(LO)※ネタがなくなり次第終了/17:00〜22:00(LO21:30)        ※席は2時間制(土曜は17:00〜19:00 、19:20〜21:20の2部制)
定休日:木曜、水曜不定休
席:29席
住所:足立区千住4-11-6
予約:可(ランチは不可)
テイクアウト:可(夏期は不可)
バリアフリー対応:あり(車椅子はカウンターに案内)
Wi-Fi接続:あり
アクセス:JR常磐線ほか北千住駅西口から徒歩約12分
HP:https://www.sakanaya-senjyu.com
Instagram:https://www.instagram.com/sakanaya0301/


秋田郷土料理 えん(あきたきょうどりょうり えん)

秋田の郷土料理店ですが、店主の古性真由美さんは足立区出身。「父が秋田生まれ。今も地元に親戚や知り合いがいて、その縁をつなぐ思いもあって」お店をオープンさせました。

きりたんぽ鍋は米どころ秋田を代表する名物料理。比内地鶏の旨みたっぷりの醤油スープ、きりたんぽの焦げ目の香ばしさ、セリやマイタケ、ゴボウなどの香りと食感が調和した具材満載の鍋は満足感このうえなし。寒い時期に限らず、通年味わえるのが嬉しいところです。 夜は2人前からの予約制ですが、きりたんぽ鍋を気軽に食べてもらいたいと、お碗で提供するきりたんぽ碗や、ランチ限定の一人用きりたんぽ鍋もあります。昼飲みメニューも充実しているので、小鉢をアテにしながら地酒を軽く一杯、締めにきりたんぽ鍋を一人占め。ランチタイムなら、そんな贅沢な楽しみかたもできます。

【ランチ限定きりたんぽ鍋(サラダ、漬物付) 1,500円】
一人できりたんぽ鍋を楽しみたい方はランチタイムにどうぞ。ほかのランチメニューには、比内地鶏親子丼や、老舗「佐藤養助」の稲庭うどんと野菜天セットもあります。食材がなくなり次第終了。
「父の地元の同級生から届く」というきりたんぽ。煮崩れせず、比内地鶏のガラから取ったスープと具材の豊かな風味が溶け合って奥深い味わいです。
日本酒は定番から季節限定のものまで、秋田の地酒のみ(グラス550円〜)。4合瓶のボトルも2000円台からとリーズナブルに提供しています。

【外観・内観】


【店舗情報】

■秋田郷土料理 えん
電話:03-6662-6522
営業時間: 11:30〜14:00(木曜・日曜のみ)、17:00〜23:00
定休日:火曜
席:17席
住所:足立区綾瀬2-21-8
予約:可
テイクアウト:不可
バリアフリー対応:なし
Wi-Fi接続:なし
アクセス:アクセス:JR常磐線・東京メトロ千代田線綾瀬駅東口から徒歩約4分
Instagram:https://www.instagram.com/en_akitaryouri


チャンコ大心(チャンコだいしん)

創業は1968年。先代は元力士で、店名の「大心」は現役時代の四股名(しこな)から。在籍していた旧宮城野部屋のちゃんこの味を、現在は三代目の長田さんが引き継いでいます。

ちゃんこはツミレチャンコ、トリチャンコ、ブタチャンコの3種類。なかでも鮮度がよく脂がのったアジに生姜などを混ぜて練り上げた、秘伝のつみれが味わえるちゃんこ鍋が人気です。

“相撲部屋の数だけ、ちゃんこあり”ともいわれ提供の仕方も様々ですが、ここでは運ばれてきた具材を鍋に入れながら完成させるセルフスタイル。鍋のお湯が煮えてきたら、さあ鍋奉行の出番です。つみれを菜箸でつまんで鍋に入れ、浮いてきたら火が通った証拠。ほどよい弾力のつみれは、自家製ポン酢でいただきます。コクをプラスしたいなら、鶏肉や豚肉の追加を。お楽しみの締めの選択肢はごはん、うどん、ラーメン、お餅と多彩で、これも悩みの種です。

【ツミレチャンコ 2,970円】
あわびの貝殻につみれがたっぷり盛られて、野菜と豆腐がついて1セット。「だいたい2人でシェアするのがちょうどいいボリューム」と長田さん。具材を追加して楽しむ人も多いそう。
昆布が入った鍋のお湯が沸騰してきたら、菜箸でつみれをひと口サイズに整えて投入。
つみれが浮かんできたところに野菜や豆腐を入れて、火が通ったら自家製ポン酢で召し上がれ。

【外観・内観

【店舗情報】

■チャンコ大心
電話:03-3898-8783
営業時間:17:00〜24:00(予約がない場合は21:00閉店の日もあり)
定休日:木曜(祝日の場合は営業)
席:40席
住所:足立区西新井1-27-3
予約:可
テイクアウト:可
バリアフリー対応:なし
Wi-Fi接続:なし
アクセス:東武大師線大師前駅から徒歩約7分


千住の永見(せんじゅのながみ)

北千住きっての老舗大衆酒場。千寿揚げを筆頭に鳥軟骨つくね焼、牛の煮込みと、はずせない看板メニューも多く、見渡せばほとんどのテーブルで注文しているのではと思うほど。充実した定番料理に加えて季節メニューも登場し、日々通い続ける常客にも好評です。

永見鍋は冬期限定。「いつからとは決めていませんが、肌寒くなるとそろそろかなと頃合いを見計らって出しています」と、四代目の永見優真さん。

小鍋で提供される永見鍋はカツオダシベースで、牡蠣、銀ダラ、鶏肉、豚バラ、野菜、キノコなどが盛りだくさんの寄せ鍋仕立て。それぞれの具材の旨みが相乗効果をもたらし、最後の一滴まで飲み干せるおいしさです。あちらこちらのテーブルに小鍋が運ばれ、固形燃料の火が灯る、そんな景色を眺めながら一杯やるのも一興です。

【永見鍋 700円】
魚介、肉、野菜のほかに、豆腐やマロニーも。温まるうえに十分満たされる小鍋です。
【千寿揚げ 470円】
数種の魚のすり身に玉ねぎをたっぷり入れたオリジナルのさつま揚げ。シャキシャキ感がクセになる一品は、わさび醤油でいただくのが永見流。
 
四代目の永見優真さん。「代々受け継いできた味はもちろん、昭和の懐かしい風情やどっしり構えた店の佇まいもいい味になっています」

【外観・内観】

【店舗情報】

■千住の永見
電話:03-3888-7372
営業時間:15:00〜22:00(LO21:20)
定休日:日曜・祝日
席:120席
住所:足立区千住2-62
予約:可(平日のみ)
テイクアウト:不可
バリアフリー対応:なし
Wi-Fi接続:なし
アクセス:JR常磐線ほか北千住駅西口から徒歩約1分
HP:http://www.senju-nagami.com/
Instagram:https://www.instagram.com/nagami1010/


(この情報は、令和8年1月31日時点のものです)

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